平成17年度
オンパク・ウェルネスコーディネーター養成講習会
実施報告書
別府ウェルネスコンソーシアム
実施団体/ウェルネスBEPPU

「サービス産業創造フォーラム2006」について
今回、平成18年3月23日から2日間の間で開催される「サービス
産業創造フォーラム2006」でその事業の概要と成果、そして
これからのオンパクをどのように展開していくのか?という発表を行います。http://www.coara.or.jp/~sanken/bwc_presentation_060323.files/frame.htm
http://event.jahio.or.jp/forum/index.html
1、事業の概要


(1)オンパク・ウェルネスコーディネーター養成講習会の目的
オンパク・ウェルネスコーディネーター養成講習会は、健康づくりを目的とした地域住民、温泉利用者に対し、温泉を利用した健康づくりのエクササイズや水中運動等の運動指導のできる人材の育成(オンパク・ウェルネスコーディネーター)。更にオンパク事業における健康系プログラム実践の主導的な人材を想定しており、現在もオンパクで実施している地域住民向けの健康増進プログラムのコーディネートや、これから力を入れる旅行者向けの健康をテーマにした滞在型プログラム構築と提供などが主たる業務となります。
また、この講習会は新しい温泉利用プログラム型健康増進施設の厚生労働大臣認定制度である財団法人日本健康開発財団の「温泉入浴指導員」講習も同時に実施しこの講習会で「温泉入浴指導員」として資格認定され温泉地における健康増進プログラムを組み立てる為の基礎的な知識も習得しました。

(2) 実施主体
別府ウェルネスコンソーシアム
特定非営利法人 ハットウオンパク

(3) 実施事業体
ウェルネスBEPPU

(4) 講習期間
・温泉入浴指導員講習/(財)日本健康開発財団主催
平成17年11月28日(月)〜平成17年11月30日(水)
・オンパク・ウェルネスコーディネーター養成講習
平成17年10月24日(月)〜平成18年2月2日(木)

(5) 講習会場
・講義/実技  − ホテルニューツルタ
・水中運動実技 − 別府北浜温泉・テルマス(外部温浴施設)
・指導実習   − 日出町保健福祉センター

(6) 講座受講生(修了者)    
5名

(7) 講座受講料
温泉入浴指導員講習 36,750円
オンパク・ウェルネスコーディネーター養成講習 10,500円
合計受講料 47,250円

2、事業の実施内容

(1)  記者発表<事業の告知>
・平成17年9月20日(火)別府市役所記者クラブ内に於いてプレスリリース。

(2) 受講生の公募と選考
@ 募集方法
平成17年9月24日(土)・平成17年9月26日(月)の2回、大分合同新聞朝刊紙に募集広告を掲載、受講生を募る。

A 応募者数の内訳
性別 年代 人数 備考
男性 20歳代 1名 会社員
30歳代 1名 会社員
女性 20歳代 2名 会社員・自営業
30歳代 3名 会社員・無職
40歳代 2名 会社員
50歳代 1名 主婦
応募総数 10名

B 受講生の選考
応募者には簡単な質問事項、経歴についての申込用紙を用意、記入提出いただき、その後説明会を開催、養成講座の概要、達成すべき目標について説明後、個人面談にて主に応募の動機等、全講座日程に出席可能であるか、運動経験、運動指導経験等についてお尋ねしました。その結果、20歳代の男性1名、20歳代の女性2名・30歳代の女性1名・40歳代の女性1名の計5名を選考しました。説明会開催日時は下記の通りです。
・1回目(平成17年10月4日・火)
・2回目(平成17年10月6日・木)


(3) 実施体制

@ 担当講師  
・ 花田光洋   講義/運動生理学担当
(NPO法人)フリーホームハモニカ 理事長
精神保健福祉士・介護支援専門員・社会福祉士
(財)健康・体力づくり事業財団/健康運動指導士
(財)日本体育協会/スポーツプログラマー  
        
・ 能住幸次  講義/解剖生理・実技、指導実習担当 
ウェルネスBEPPU代表
(財)日本体育協会/スポーツプログラマー
        
・ 春山隆行  実技/トレーニング理論、トレーニング実習担当
ウェルネスBEPPU チーフトレーナー
(NPO法人)NSCAジャパン
コンディショニングスペシャリスト<CSCS>

・ 荒波三佳   実技/水中運動実習担当
アクアビクスインストラクター
エアロビクスインストラクター

A 実技指導補助員
梅木清秀  (ウェルネスBEPPU)
安部聖子  (ウェルネスBEPPU)
能住真央  (ウェルネスBEPPU)

(4) 講習科目

@カリキュラム
<オンパク・ウェルネスコーディネーター養成講習会>         (単位:時)


<温泉入浴指導員講習会>                     (単位:時)


Bタイムスケジュール                      (単位:時)


C教材として使用したテキスト
・解剖生理学(医学芸術社) 著者/竹内修二
・運動生理学(金芳堂)   著者/前田如矢
・IDストレッチング(三輪書店) 編集/鈴木重行
* 参考資料として別紙にて添付

(3) 水中運動(水中歩行・アクアストレッチ・アクアビクス)
(6) 水中運動
―北浜温泉テルマス・外部温浴施設―

荒波三佳インストラクター指導による水中運動の実技実習を、水中歩行から始めました。この実技に入る前に受講者全員「温泉入浴指導員講習」において温泉医学、入浴プログラム実習、救急救命法実習等を履修後のスタートとなりました。
 当初、実施計画では12月に水中運動の実習予定でしたが、計画実施の課程で今冬は寒さが厳しいことがわかり11月中に実習を前倒しにするこにしました。実習の会場となる北浜温泉・テルマスの外部温泉浴施設の水温は、平均38℃と水中運動を行うには、若干温度が高めですが、夜間の実習、また今冬の寒さということを考えたとき、38℃という水温が幸いにも我々にとっては“適温”となりました。

(7) 水中運動・水中ウォーキング
 水中運動での達成目標は、@水中歩行A水中での柔軟体操B水中での筋力強化運動C水中でのエアロビクス体操、以上の4項目の指導できる指導者養成を目指しました。
 実施回数7回/25時間の実技実習は前半3回は全員が同一の練習プログラムに取り組む全習法で実施、後半3回は、個別の練習プログラムに個別指導を取り入れた分習法で実施しました。
 7回目は30分程度の水中エアロ体操のプログラムを課題として実技テストを行い、全員が基準を満たす基本技術を習得しました。

(4) 指導基本となる運動の実習
(9)  筋力トレーニング


(10)  ストレッチング実習


(11)  バランスボール運動
 運動指導の基本となる実習を以下の内容で実習を実施しました。

@ 筋力の維持・向上に関する運動実技/筋力トレーニング
A、(等張性筋収縮運動)として
・ダンベルでの筋力トレーニングの実践
・フリーウェイトでの筋力トレーニングの実践
B、(等尺性筋収縮運動)として
・ラバーチューブでの筋力トレーニングの実践


A 柔軟性の維持・向上に関する運動実技/ストレッチング
A、スターティックストレッチ (静的)
B、バリスティックストレッチ(動的)
  セルフ、パートナー、グループでの実習

B 平衡性、敏捷性の維持・向上に関する運動実技/バランスボール
・バランスボールにて座位、ストレッチ、回転、歩行、といった基本の動作の実習。

(5) 閉講式
講座修了者5名に対し別府ウェルネスコンソーシアムより修了証書の授与が行いました。席上、修了者一人一人の受講を終えた現在の感想、将来の抱負等を語っていただきました。(別記)

4、事業の成果と課題

  受講後5名の修了者全員に講習会での感想と将来の抱負を作文にして提出されたものを以下にまとめました。


(1) 受講後の感想より(抜粋)
・ 運動生理の講義は、耳なじまない語句が多く最初からかなり落ち込んだ。
・ 授業についてゆけるか大変不安でした。
・ 運動処方での「強度、時間、頻度」の理解ができた。
・ 筋肉の「起始〜停止」の把握ができた。
・ 解剖生理では、骨格、筋肉の名称を覚えるは大変でした。
・ 肥満について学ぶことの多さに驚き。
・ 精神面のサポートの大切がわかりました。
・ 体の構造についての理解が深まりました。
・ 効果的なトレーニングをする上で体の構造を学ぶことの重要性を理解。
・ 水中運動、ストレッチ等の実技は楽しかった。
・ ストレッチ運動の効果は自分自身が講座期間中に体験した。
・ 運動は楽しくやらないと続かないことが理解できた。
・ 運動の継続の必要性をどれだけ理解させれるか。
・ 水中運動は泳げなくてもできることがわかりました。
・ 別府に住んでいて温泉の良さの再確認にができました。
・ 別府にこんな施設のあることを知りました。
・ 運動指導のテクニックだけだはなく精神面からのフォローも重要だと講師の指導の中から受け取りました。


(2) オンパク・ウェルネスコーディネーターとして学んだことを将来のどう活かしたいか。
・ 高齢者、足腰の弱い方にいすに腰掛けたまま、運動と音楽組み合わせたエクササイズをやってみたい。
・ 竹瓦温泉とテルマスをむすんだスパウォーキング+クイズに挑戦
・ 夏場、海辺でのイベント(SPAビーチ)でのコンサート、砂浜でのエクササイズ(ビーチヨガ、ビーチエアロ、ビーチバレー)。
・ 別府ならではの“別府体操”の創案。
・ 携帯できる健康カードの作成。
・ 温浴施設と屋外を結んでの運動プログラムの作成。
・ 水中運動にアロマセラピーを取り入れる。
・ ホテルの施設で入浴指導の実践。
・ テルマスウェルネス健康クラブの立上げ。
・ 旅行者にも水中運動に参加させるために仕掛け作り。
・ 運動プログラム+リラクゼーションプログラムの組み合わせたメニューの提供。
・ 会員制の個人指導システムの構築(パーソナルコーディネーター)
・ 中高年だけでなく最近は若い人にも運動不足が感じられるので若い人対象にしたプログラムも作成。
・ 外国人の指導者がいても楽しい。外国人指導者の養成(別府は外国人が多いので)
・ オンパクには最初はアシスタントから積極的に参加したい。

(3) 検証
@受講応募者が少なかった ・入浴指導員講習会への参加を義務づけたため受講料の負担を大きいと感じられた。(温泉入浴指導員講習会の受講料/36.750円)
・当初の実施計画では講習時間が昼間中心であったため受講可能な人材が制限された。講習時間を夜間中心に修正後10名の応募者を得た(定員8名予定を5名に変更)。
・水中運動中心の冬季の開催の講習会ということで敬遠された。 (寒いというイメージ)
・開催時期的が12月という煩雑期の開催ということでも敬遠されたようだ。
A使用した教材について ・テキストの選定作業はカルキュラム作りと合わせて時間を重ねて検討しました。
 限られた講習時間内に健康運動の基礎知識を得るという目標を達成する為、運動生理学においては、比較的記述の少ない理解しやすい教科書を選定しました
・解剖生理で人の体を知る知識を身につけることが健康運動指導の基礎となる科目と認識、カリキュラムに組み込みました。
今後も今回使用したテキストで望みたい。
B育成した人材の活用と成果 ・今回の実施により5名(女性4名・男性1名)オンパク・ウェルネスコーディネーターの養成を完了。
・オンパクの健康系運動指導のできる人材として特に温泉を利用したプログラム開発には必要な人材とされる。
・温泉を利用した水中運動の拠点として北浜温泉テルマス等で活動できる中心的な人材として期待される。
・民間の温泉施設での宿泊者、温泉利用者を対象に温泉入浴指導者として派遣。
・指導員育成のノウハウの集積。